今日も朝から、こんな電話がかかってきました。
「今期の決算は一千万円くらいの利益が出そうなんですが、どうしましょう?」
いわゆる「節税」の相談です。
この社長さんは、起業2年目なのですが、確かに2年目で利益1千万円は立派な数字だと思います。
でも、その後が良くない。
社長さん曰く、「新車のベンツでも買おうかと思うんですが・・・」
いつも思うのですが、なんで起業家は高級車を欲しがるんでしょうね。
別に、高級車を乗り回したところで、会社の業績が上がるわけでもないのに・・・w
「節税」と一言で言っても、いろんな節税があります。
書店に行けば、節税に関する本は掃いて捨てるほどありますから、何をやれば良いのか目移りするほどです。
その中から、あなたは、自分の会社の現状に合った節税方法を選択するわけですが、大半の経営者はその選択基準に違ちを犯してしまいます。
単純に、「利益分を税金で取られるくらいなら、何かに使った方が得だ」という発想をしてしまうのです。
これは大きな間違い。
この考えを捨てない限り、いつか必ず資金繰りに窮することになります。
では、どう考えれば良いのか?
節税であれ何であれ、会社が行うことの基本は、お金の流れにあります。
お金の流れは、大きく分けると2つしかありません。
お金が入ってくるか、出て行くかです。
つまり、節税も、この視点で考える必要があるということです。
この視点から節税を分けるとすれば、「良い節税」「普通の節税」「悪い節税」の3つに分類することができます。
先ほどの社長さんの例は、もちろん「悪い節税」。
なぜなら、お金が出て行くだけで、しかも将来の現金流入にもつながらない節税だからです。
ベンツの購入に限らず、接待交際費を無理やり増やしたり、税金を取られるくらいなら社員に臨時ボーナスを支給するというやり方も「悪い節税」だと言えます。
会社は、存続させてこそ初めて、その存在意義があります。
くれぐれも、節税しすぎてかえって資金繰りが悪くなるということにならない様、注意して下さい。
では、どういう節税が良いのかについては、次の機会に譲ります。
本日の道場訓
節税の判断基準は、お金の流れにおくこと
● 今日のあとがき
この時期は毎年なのですが、とにかく忙しい。
ホント、猫の手も借りたいくらいです。
ブログを書いてても、すぐに電話が鳴って・・・。
15分ほど話して電話を切ると、それまで頭の中にあった文章がキレイに消えてなくなってますw
文章構成に費やした私の時間を返してくれ~!
悔やんでもしょうがないので、仕事を続けます・・・。
では、また次回!押忍!!
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