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社長はワンマンでイイんですよ。ただし...。

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今日いらっしゃったのは、あるベンチャー企業にお勤めの管理職の方。

「社長がワンマンで困るので、独立したいのですが...」という相談です。

社長がワンマンになってしまう要因はいくつかあります。

社長に意見を言える側近がいない。
社員から社長に対して意見が言える環境が整っていない。
社長自身がコミュニケーションを取るのが苦手等等...。

会社をダメにするワンマン社長とは、謙虚さを失い、社員とのコミュニケーションが取れなくなり、周りを見失ってしまうというパターンの社長です。

しかし、必ずしも「ワンマンが間違っている」というわけではありません。

私もこれまで数多くの会社を見てきましたが、民主主義的なやり方で成功している会社は一つもありませんでした。

会社を「運営」という観点からみると、社長が全社員の声を聞いたり、すべての意見を取り上げるというのは、正しい方法ではありません。
封建主義だからこそ成り立っている部分があるのです。

しかし、そうは言うものの、組織がある程度の規模になってくると、いろいろな意見を冷静に聞いて、トップダウンするということも求められてきます。

そうしなければ、社長に対する不平、不満が蔓延し、会社の成長に一番大切な、社員のマン・パワーが発揮できないからです。

そのためには、幹部クラスとのコミュニケーションをしっかりとることです。

直接ひとりひとりの社員とコミュニケーションが取れなくても、社員から管理職に、管理職から幹部クラスへと、意見は集約されます。
そのシステムさえできていれば、社長はある程度ワンマンであっても大丈夫です。

そして、こうした流れを設立3年目までに確立しておくことが大切です。
「ヒト」に関することは、「習慣」という要素が非常に重要な意味を持ちます。
だからこそ、社員が新人のうちから、こうした流れを習慣化させることが大切なのです。

ただし、幹部クラスとコミュニケーションを取ればよいのは、少なくとも社員数が50~60名を超えてからのことです。
20~30名程度の社員数であれば、まだまだ社長が直接コミュニケーションが取れるレベルです。

10人くらいしか社員がいないのに、役職をつけて組織化するという過ちを犯さないようにして下さい。


本日の道場訓
コミュニケーションが取れる環境さえあれば、社長はワンマンでもよい

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