経営脳を鍛えて鍛えて鍛えまくる!経営脳養成講座
今回の相談は、「どうしたら売上が上がるか」でした。
この社長さん、2年前から指導しているんですが、その頃から比べると、3倍くらいの売上になっているんですよ。
これ以上、何を教えろというんだか・・・。
売上を上げる方法は、業種によりさまざまですが、どんな業種にも共通するいくつかの定石があります。
まず一つ目。
それは、お金を持っている人をターゲットにすること。
お金の絶対額が少ない漁場に釣り糸を垂らしたとしても、せいぜい釣れるのは雑魚に過ぎません。
高級魚を釣るためには、高級魚がいる場所に釣り糸を垂らさなければ、決して釣ることはできません。
「そうは言っても、お金持ちがうちの会社の商品を選んでくれるわけじゃないし」と思った方。
それは、あなたがまだまだ知恵を出していないということです。
実際、私も10年以上前がそうでした。
企業の建て直しを始めたのは良かったのですが、なにせ相手は倒産寸前の会社です。
そんな会社にカネなどあるわけがありません。
確かにお客は殺到しましたが、手間がかかる割には全く儲かりませんでした。
このままではダメだと思い、一計を案じました。
お金が無いといっても、商売を続けている以上、資金は回っているということです。
つまり、余分な支出をカットすることと、資金を調達できれば、お金持ちの会社に変えることができるのではないか・・・。
そこで始めたのが、銀行のリスケと資金調達の手助けです。
これが成功すれば、私の報酬は、これまでの銀行返済分と資金調達分の中から十分に支払うことが出来ます。
その上、私の手腕を買ってもらえれば、それ以後の記帳代行業務や経営指導も、相手先から「ぜひとも」と言ってもらえます。
特に、資金調達に関しては、会社の生命線とも言えるものですから、おいそれと顧問先を変えられる心配もありません。
その会社が利益を上げ続ける限り、半永久的に取引を継続することができます。
反面、会社がダメになればこちらの収入も減るわけですが、だからこそやり甲斐のある仕事なんですが。
とにかく、商売の秘訣は、まず現実にお金を持っている人を相手にすること。
そして、小金持ちなら必ず欲しがるモノを、手の届く範囲の金額で売ることです。
水たまりに釣り糸を垂らしていたのでは、いつまでたっても魚は釣れません。
本日の道場訓
商売は、お金を持っている人をターゲットにしろ