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商売が売れなくなってきたサインはどこに出るのか?

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どんな商品・サービスでも、売れ続けるということはありません。
いつかは必ず売れなくなります。

そうであるなら、新商品投入のタイミングや商品の入れ替え時の見極めが必要になります。
そのタイミングが分からなければ、売る商品がなくなったり、逆に不良在庫の山を築くことになってしまいます。

では、扱っている商品が「売れなくなってきた」という判断は、何を目安に決めれば良いでしょうか?

商品ごとの売上の年計グラフを見るというのも一つですが、商品は人気が落ちても、価格を下げればそれなりに売上をキープすることができます。
それでは、どうしても後手に回ってしまいます。

こうした場合、最も正確に商品寿命を把握する方法は、やはり商品の価格をチェックするのが一番です。

まず最初の目安として、売り出し価格の「半値」になったら、次の商品の投入を始めるべきです。

新商品の投入は時間がかかりますので、準備していたとしても、いろいろな問題が出て遅くなるものです。
早いに越したことはありませんが、遅くても商品が半値になった時点で投入しなければ間に合いません。

次は、そこからさらに8掛けになったら、在庫の処分を考えなければダメです。

この時点で、まだ商品を大量に製造したり仕入れても、売れ残ってしまう可能性が大です。
市場の様子を見ながら、慎重に在庫を調整します。

そして最後に、そこからさらに2割引きになれば、売り尽くしのタイミングです。

商品によりますが、普通はこれ以上価格は下がりません。
しかし、ここで注意すべきは、完全に売り尽くすということ。
できるだけ高く売って利益を出したい気持ちは分かりますが、どんな価格であれ売れて初めて意味があります。
くれぐれも不良在庫をかかえることのないよう、気をつけて下さい。

商品・サービスの適正価格は、お客様とライバルで決まります。
一度売り出せば、その後は市場に任せるしかありません。

市場での価格をきちんとチェックしておけば、商品の入れ替えのタイミングは見極めやすいはずです。

売れなくなってから、「次の新商品が無かった」「不良在庫の山になった」という事態に陥ったのでは目も当てられません。
そうならないためにも、普段から商品ごとの個別チェックを欠かさないでください。

本日の道場訓
新商品投入のタイミングは、「半値」「8掛け」「2割引」で見極めよ

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