スタッフが選ぶ、感動の秘話推薦者の声
私は設立4年目を迎える自営業者です。
私のように確認会社を作る方にメッセージを書きますね。
4年前、私は雑誌で1円会社の記事を見かけて、資本金1円で会社を設立しました。
確認会社の恩恵は受けたつもりです。
確かに「株式会社」の冠が付く事で営業はやり易かったです。
しかし昨年、資本金を1,000万に増資しました。
そのきっかけになったのが、佐藤さんとの出会いでした。
その時に「1円で会社を作るのは、私はバカですと名刺を配っているようなものですよ」と言われました。
なぜ1円で会社を作ってはいけないのか、お恥ずかしいのですが設立当時の勉強不足の私には、 その大きな意味を分っていませんでした。
一円起業が乱立することにより、今後、どのような方向性に向うのか。
金融機関や既存の取引先が、一円起業に対し、どのような対応をとるのか。
そうしたことを過去の具体例を交え、詳しく説明して頂きました。
その内容は私にとって、これまで考えてもいなかった衝撃的なものでした。
会社設立にあたって、設立の為の手続き等を調べる際に、本やネットが私の情報源でした。
会社の定款等は、フォーマットがネットに有りますので自力で作れました。
しかし、問題は会社を設立してからです。
ここから、「どのように会社を経営していけばよいのか」という情報は、まず本やネットには出ていません。
佐藤さんに教えてもらったのは、その先にある真実です。
「知らなかった」では済まされないその真実に、私は鳥肌が立ちました。
例えば、創業後の資金繰りに頭を悩ます人が殆どかと思いますが、どんな融資制度があるかはネットでも分りますよね。
では、実際に融資を受ける為に必要なモノって分りますか?
国民生活金融公庫の新創業融資制度を利用しようとして、見せ金で資本金を用意したのに、金融機関の担当者からそのお金の出所を聞かれて、融資を受けられなかった人を知っています。
融資の際に、担当者に個人の通帳を出して、融資の希望金額の1/2を自己資金として持っているか確認されるんです。
私も国金からお金を借りていますが、私は会社を作る前にやっていた株の取引明細を持って行きました。
そうしたら「杉山さんの場合は、これでお金が普段からちゃんと手元にあると確認できるから良いのですが、たまにお金を消費者金融から借りてきて、自分の口座に入れちゃう人とかいるんですよ」と言っていました。
融資を受けようと思って、いきなりお金を集めて通帳に記帳して、自己資金として見せても駄目という事です。
創業にあたって、融資が必要な方が、最もアプローチしやすいのが国民生活金融公庫です。
ここで必要な融資を受けられない場合、その後の資金調達はまず難しいと思った方が良いです。
私は次に、保証協会付きの中小企業精度融資を申し込みました。
前述のように、資本金が1円の状態で融資を申し込んだのです。
保証協会は国金と違い、銀行を窓口とします。
その際に銀行の担当者から、「資本金が薄すぎる」と指摘されました。
保証協会の担当者の方は非常に好意的で、「いけますよ」と言ってくれたのですが、窓口である銀行は了承しません。
私は、その旨を保証協会の担当者に説明したら、「この融資の話を断るという事は、今後うちの案件はそちらに回さなくて良いということ?」と、私の目の前で銀行の担当者に電話までしてくれたのです。
銀行の担当者が、「うちは保証協会からのものは、何でも融資しないといけないのですか!」と悲鳴のように私に言葉を吐いたのを今でも覚えています。
結局、私は保証協会から融資を受けることは出来ませんでした。
何故、私は融資を受けられなかったのか?
今は、資本金1円で融資の申込みをした自分を、本当にバカだったと思います。
ちなみに、1度融資の申込みをして断られると、その後1年間はその金融機関に融資の申込みはできません。
しかし、理由は資本金だけでは有りません。それを教えて下さったのが佐藤さんでした。
皆さんは会計事務所を選ぶ時に、どのような基準で選びますか?
会計事務所は決算報告書を作りますよね。
金融機関が融資の判断をする際に見るのが、決算報告書です。
つまり、会計事務所には、融資を受けられる決算報告書を作って貰わないといけないんです。
私は二期分の決算書を佐藤さんに見て頂いたのですが、その時徹底的に、私が融資を受けられない理由を教えて頂きました。
その時に言われたのが、「1円で会社を作るのは私はバカですと名刺を配っているようなものですよ」という言葉です。
金融機関は、決算書の何処を見て融資を決めるのか?
私は佐藤さんとお会いしてすぐに増資をしましたが、 融資のポイントは資本金だけではないのです。
皆さんの会計事務所は、きちんと金融機関から融資を受ける為の決算書を作ってくれますか?
幸い私の場合は、融資を受けられなかった事が、致命傷になる事は有りませんでした。
ただ、融資が受けられなくて潰れてしまった中小企業って沢山あるんですよ。
お金は会社の血液です。血が流れなくなったら会社は潰れます。
私の知人の会社は、ウン千万の売上の入金がクライアントから入って来なかった事があります。
理由は、クライアントの経理ミスです。
クライアントは大手企業なのですが、「あ、悪い。請求書、経理に回すの忘れてた」と電話で済まされて終わりです。
当然、その売上を建てる為に稼動したスタッフへの支払いが先にありますので、会社は大変な事になりますよね。
その額が大きくなればなるほど、つまり、会社の規模が大きくなるほど、入金ズレから起こる資金ショートのリスクが高まるということなんです。
何処で資金繰りが悪化するか、本当に分らないんですよ。
それで資金繰りが悪化するとどうなるのか分りますか?
私は生命保険に入っています。
年齢も31なので生命保険くらい入ってるのが当たり前かもしれませんが、加入したのは会社を始めてからです。
私に何かあった時に、取引先に迷惑がかかってはいけないので加入しました。
知人の社長さんは、緊急時のファイルを作っていて、万一の事がその人にあった時は、生命保険から何処に幾らの支払いをするか全て書いたファイルを作っています。
漠然と「自分に何かあった時」に使うと思っていたんですけどね、こんな話を佐藤さんから聞いたんです。
佐藤さんの知り合いの会社の社長さんが、自殺したそうです。
死ぬ際に、「今から自分は1時間後に首を吊る。生命保険に入っているので、それで後は頼む」という電話を息子さんにかけて。
その電話を受けた息子さんが、今はその会社を引き継いで立派に経営されているそうです。
私の周りにも、会社を経営していてバブル期は裕福だったのに、その後に会社が傾いてしまい、貧しい暮らしをする事になった人が沢山います。夜逃げをした人もいます。
その人が、私が子供の頃にくれたプレゼントが今でも家にあるのですが、佐藤さんから、自殺をして、生命保険で会社の処理を息子さんに託した社長さんのお話を聞き、その人のことを思い出し涙が止まりませんでした。
資金調達を例に出しましたが、「知らなかった」が取り返しのつかない事に繋がります。
私は2期分の決算書を佐藤さんに見て頂き、1期目の決算書について
「私だったら、この程度なら赤字にしませんでしたね」と言われ、もっと早く佐藤さんにお会いしていればと思いました。
基本的に、保証協会は赤字の会社の保証はしないそうです。
ただ、これは原則論で、私の1期目程度の赤字は保証協会の担当者も良しとしてくれたので、先に保証協会の保証と取ってしまうやり方があると伺いました。
私も佐藤さんに最初から指導を受けていれば、きちんと融資を受けられる決算書を作れたのかと思い痛恨の極みです。
それだけでは、ありません。
仮に消費税を滞納している会社があるとします。
通常は税金関係を払っていないと融資はまず受けられないのですが、消費税を滞納していても 融資を受けられる銀行があるというのです。
普通は融資の際に、地元の地銀・信用金庫にあたりますが、こういった情報を持っているのが佐藤さんです。
長年銀行にいらっしゃったので、融資に際しての内部的な判断基準は、すべて把握しておられます。
この比率はいくらの評点だとか、この財務バランスだとキャッシュフロー評点はいくらだとか、ビックリするくらい具体的に教えて頂けます。
そして、決算書の無駄な贅肉部分をそぎ落とし、銀行の決算書分析に耐えうるだけの筋肉質な決算書を作成してもらえます。
そして確実に融資を受ける為のテクニカルな面だけではなく、予想される銀行からの質問に対する回答のやり方まで、細かく指導をしてくれます。
私は、会社を勢いだけで作ってしまったところがありました。
これから会社を作る方が、「最初に知っていれば!」と、私のように後で後悔することなく、このNPO法人を通じて有益な情報をどんどん引き出していただければ幸いです。
(株)ウィファンク 代表取締役 杉山慶一 様
http://www.job-hop.com/